スーパーで売上を上げる方法は難しいけど『単純』です【前編】
興味のあるところからどうぞ(^^)/
前段 こんにちは、ゆずあきです。
この記事を読んでいるあなたはこんな事にお悩みじゃないでしょうか。
- なかなか売上が上がらない。
- そもそも売上を上げる方法がわからない。
この記事はそんな悩みを解決し、方向性を示す内容になっています。
結論から言うと、タイトル通りですが『売上を上げる方法は難しいけど単純』です。
人口が減少し続ける過疎地域においては当てはまらない部分もありますが、参考にはなると思います。
それでは、それがどういう事か詳しく説明していきましょう!
売上アップの方法、それは客数を増やす事です。
そんなの当たり前じゃねーか!
と思ったあなた。
そうです、当たり前です。
しかし、それがなかなか簡単にいかないのが苦しいところ。
商品を売るためにはお客様にご来店いただくことが大前提です。
商品を買ってくれるお客様に来ていただけないことには商売になりません。
それでは客数を増やすためには具体的にどのような取り組みを行えばいいのでしょうか。
行きたくないお店
【ゆずあき的『こんなスーパーはイヤだ!』】
- クサい
- 汚い
- 暗い、活気が無い
- 接客が悪い、従業員の恰好がだらしない
- 鮮度が悪い、売場がいつも荒れている
いかがでしょうか。
たぶんぼくだけじゃないですよね。このようなスーパーは繁盛しなくて当然です。
客数を増やしたいなら尚更排除しなくてはならない要因です。むしろ全て取り除くべきです。
あなたのお店はこのような状況が放置されていませんか。
クサい、汚い
『店舗が古い』のと『店舗が汚い』ことは別です。
古くてどうしようもない部分もありますが、しっかりと日々清掃を行い清潔に保つように心がければ同じ古い店舗でも見違えるように変化します。
まずはそこから始めましょう。
暗い
これは物理的な明るさだけではありません。
物理的な暗さは照明を取り替えたり、角度を変えるだけで見違えるように変化します。
しかし、もっと重要なのは『人の明るさ』です。
照明が暗いだけでではなく、働いている従業員が暗い雰囲気を発していると、店全体として暗く陰鬱な空気が流れてしまいます。
そんなスーパーで食べるものを買いたいと思いませんよね。
暗い理由が根深く、簡単に改善できない場合もありますが、せめて上に立つ社員や店長だけでも明るくするように努めなければなりません。
そうしていると自然と周りのパートさんたちも明るくなってくるものです。
店全体の雰囲気が良くなれば、お客様も買い物に来やすく、数字的にも生産性が向上し、いい事ずくめです。
ぜひ明るい店舗作りを心がけてください。
接客が悪い、従業員の恰好がだらしない。
従業員の感じが悪い店に買い物に行きたいと思いますか?
例えば、規模や品揃え、鮮度などが全く同レベルで、接客だけに違いがある2つのスーパーがあるとしたらどちらのお店を選ぶでしょうか。
当然接客のいいスーパーを選びますよね。
それだけで十分な差別化になるということです。
また、スーパーとは基本的に食品を扱っている場所です。人が口に入れるものを商品として取り扱っているお店です。
そんなお店で従業員の恰好がだらしなかったらイヤじゃないですか?
「管理がずさんそうだ」とか「作業場が不潔なんじゃないか」などと思ってしまいますよね。
ぼくの経験上、恰好がだらしない部門の仕事はほぼ100%ずさんです。
異物混入クレームや価格違い、商品劣化クレームなどが起こる確率が非常に高いです。これは紛れもない事実です。
「人間は見た目が全てではない」というのも否定しませんが、それはプライベートの話。
我々の仕事には通用しませんので、そのような従業員にはきちんと注意・指導して改めてもらいましょう。
それだけで大事なお客様を逃がしている可能性が大いにあるからです。
接客のマナーやあるべき振る舞いに関してはこちらの記事で詳しく解説してあります。
鮮度が悪い、売場がいつも荒れている
当然ですね。鮮度が悪い生魚を買いたい人なんていません。
グロサリーでも同じです。
賞味期限切れが多いスーパーで安心して買い物なんてできません。
商品の鮮度管理は絶対です。
悪い物ばかりをいくら安く売っても決していいお客様は増える事はないでしょう。
また、売場の管理も重要です。
いつも売れたままボコボコに穴が空いていたり、カットした箱の上の商品が売れて段ボールのままになっていたりしていると、見ているだけで不快になりますね。
常に管理が行き届いているお店の方がどう考えても印象がいいです。
客数を上げる方法は単純です。
いかがだったでしょうか。
売上を上げるために何よりも重要な『客数アップ』の方法はとても単純です。
特に『清掃や従業員の振る舞い』に関してはすぐにでも改善できる部分です。まずはここから即刻見直すべきです。
また、商品の鮮度に関しても、ロスを恐れるあまり品質の悪い商品を並べていては本末転倒です。
- 売上が悪い→商品が売れない→鮮度レベルが落ちる→客数落ちる→売上落ちる
- 売上悪い→活気が無くなる→雰囲気が悪くなる→お客様が遠ざかる→売上落ちる
この『負のスパイラル』をなんとかして止めなければなりません。
『負のスパイラル』を止めるためには痛みが伴うこともあるかもしれません。
しかし、どこかでこれを止める事さえできれば、あなたのお店が再び息を吹き返すことも決して無理ではないでしょう。
先ほどの『負のスパイラル』を
- 鮮度レベルが落ちる→我慢して値引きや廃棄を行い、品質の良い商品を陳列する→お客様が喜ぶ→「またここで買いたい」と思う→この繰り返しで客数が伸びてくる
- 売上悪いが明るく振る舞う→それに付いてくる人が現れる→店全体の雰囲気が良くなってくる→店に活気が出てくる→明るく爽やかな雰囲気にファンができる→客数が伸びてくる
このようなスパイラルに変えていく必要があります。
競合店が閉店する以外に客数を上げる魔法はありません。これらを実践して少しずつファンを増やしていく他、方法は無いのです。
まとめ
今回の記事では前編として基本的な改善事項を解説してきました。
口で言うのは簡単ですが実践するとなかなか難しいものです。
しかし、これを実践しなければ絶対にその店舗の売上が浮上することもありません。
売上を上げたいと思うのであれば、ぜひひとつずつでも実践してみてください。
次回記事にて具体的な売上アップの方法、考え方を解説したいと思います。
今回は以上です。最後までお付き合いいただきありがとうございました。