【徹底解説】大陳コンテストで賞を獲る、誰でもできる売場陳列のコツ!
どうも、おはこんにちばんは!もんたろう改め、ゆずあきです。
この度、別ブログを立ち上げました。
別に有名な名前じゃないですが、これを気に改名いたします(笑)
今後は『ゆずあき』として名前が知れていくように頑張りたいと思います!
もし新ブログ立ち上げと改名の理由に興味がある方がいらっしゃいましたらこちらの記事へどうぞ。興味ない方はそのまま本題へ!(笑)
今回は、スーパーマーケットでの業務のひとつであり花形業務でもある陳列についてお話ししたいと思います。
売り場担当のステータスとも言える大陳コンテストですが、気合を入れて陳列に臨みたいと思っているあなたはぜひ本記事を参考にしてみてください。
過去記事とも若干重複する部分もありますが、更に深堀りして解説していきたいと思います!
【この記事のポイント】
- 陳列の基礎がわかる。
- 装飾の基本が理論的にわかる。
- 具体的な装飾のコツがわかる。
【▼目次】
陳列とは?
陳列とは、簡単に言うと売場に商品を並べることです。
ただ並べるだけなら誰でもできますが、そこには経験と技術、そしてほんの少しのセンスが必要です。
この記事では、技術中心で解説していこうと思います。
売り場づくりのセンスに関しては以下の記事をご覧ください。
陳列の基本4つ
何事にも基本があります。陳列の基本は、ボリューム感と清潔感と視認性です。
- 商品のラベルを正面に向ける
- 高さを合わせ、角を揃える
- 陳列に連続性を持たせる
- 客導線を意識する
商品陳列も基本に沿って行っていけばある程度の完成度は確保できます。
上記のポイントの上3つを守り陳列に統一感を持たせることで、それだけでボリューム感と美しさを演出することができます。
また、形だけでなく数字も作る目的であれば、客導線を意識することが重要になってきます。
客導線とは、お客様が買い回りする際の大まかな道筋を表します。基本的には店内の外周、生鮮に沿ったメイン通路がほとんどの場合それに当たります。
その客導線上に売場を作成することで、気合を入れて作った売場がより多くのお客様の目に留まり、購買に繋がる可能性が高まるという寸法です。
売場装飾のコツ
- 視認性
- 色使い
- 装飾箇所の基本
ひとつだけ注意点があります。
それは、すべての売場を本気仕様にしないこと。
なぜかというと
売場全体のイメージがゴチャゴチャしてしまい、本当に目立たせたい売場が埋もれてしまうからです。
メインの売場以外の装飾は凝り過ぎないように気を付けましょう。
それでは一つずつ解説していきます。
視認性
ますは商品をアピールするためには売り場自体を目立たせなくてはいけません。
「この売り場に良い商品がありますよ!ちょっと寄ってみて!」
というお客様へのアピールと呼び込みが必要です。
視認性のポイントは
- 遠くからでも確認できる
- 通りかかった時に目を引くような装飾
です。
自分に置き換えてもらうとわかりやすいですが、お客様が購買に至る順序は以下のようになっています。
- 商品を発見する
- 商品を手に取る
- 商品の特長を確認する
- 自分に必要なものかどうか判断する
- 価格を確認する
- 価格に見合う価値があるか、再度自分の中で確認する
- カゴに入れる
ただ一言に商品を購入すると言っても、実際に購入に至るまでの心理を細かく分析するとこのような思考が働いています。
まずは商品が目に入るところから始まっているのです。
ただ定番に埋もれているだけではなかなか商品の価値は伝わりません。
ですので、まず初めに視認性を高めることが非常に重要になってきます。
色使い
では、視認性を高めることに何が重要かと言いますと
色使いです。
単純に大きなサイズのPOPを付けているだけで満足してはいけません。
周りの背景に合わせて、そのPOPが目立つような色を使用します。
商品の色が『黒』であれば『白』、『黄色』であれば『赤』
というように、背景に対して最も映える色をメインにPOPを作成しましょう。
また、商品の陳列自体も配色を考える必要があります。
例えば袋ラーメン。
だいたいのメーカーにおいて
- 醤油→赤
- 味噌→橙色、もしくは茶色
- 塩→青
というようなイメージカラーがあると思います。
あなたならどの順番で陳列しますか?
ぼくなら、醤油・塩・味噌の順番で陳列します。
醤油の赤と味噌の橙色(茶色)はいわゆる同系色です。
同系色を隣同士にしてしまうと、二つの色が同化し、ぼんやりとしたイメージになってしまいます。
そこで、間に寒色の塩(青)をはさむことにより、三色が共に活きる配色となります。
また、カラーコントロールのテクニックとしてもう一つご紹介します。
例えば、6種類など極端に多いカラーで分けられた商品があったとします。
ドレッシングなどがそうですね。フルラインナップで陳列するとしたらもっと色が増える場合もあります。
スタンダードに、先ほどのように暖色と寒色を交互に並べて陳列する方法の他に
淡い色から濃い色へとグラデーションのように並べる方法もあります。
これもまた遠くから見ると美しく見えるカラーコントロールのひとつです。
もしまだ試したことが無ければ、一度試してみてください。
なかなか美しいですよ!
これだけで目立つ、基本の5点セット
装飾を付ける部分にも基本があります。また、売り場の大きさによっても装飾を付けるべき場所は変わってきます。
ぼくの提唱する基本は5点セットです。
では解説していきます。
いきなり答えですが、基本の5点セットはこちらです。
- ボード(横幕)→売場のど真ん中、メインのアピールに。
- 長尺ポスター→少し高め設置で、遠くからの視認性アップと売場ボリューム感のカサ増しに有効。
- 縦帯→売場の『くくり感』でわかりやすくアピール。
- レール帯→統一のカラーで一体感、連続性の演出に。
- コトPOP→商品特長を相手に伝えて購買意欲促進に。
それぞれご存知でしょうか。
4のレール帯に関しては、多段の陳列棚の場合ですね。
これが基本の装飾ポイントです。
これだけやっておけば間違いありません。あとはゴチャゴチャし過ぎて商品が死なない程度に好きなように飾り付けを行っていけば陳列者の個性が出せますね。
個性の演出
その他の装飾を適度に行うことによって、より個性の際立った売場になります。
先ほどの基本は誰でもできますが、ここから先は経験と個性の勝負になります。
- 床POP
- キャラクター
- 商品自体の陳列を独特な配置にする
などがあります。
また、商品PRでキャラクターやタレントを起用しているのであれば、メーカーに確認した上で、若干イジるようなPOPを作成すると、お客様ウケがいいです。
シビアな部分なのでやり過ぎないように!首都圏ではちと厳しいかな…(笑)
イジるまではしなくとも、起用されているキャラクターやタレントのポスターなどのグッズをメーカー側で用意してもらえるならふんだんに利用しましょう。
まとめ
それでは本記事のまとめです。
- 陳列は、とりあえず4つの基本を押さえるだけでそれっぽく見える。
- 売りたいならまずはお客様の視界に入れなきゃ始まらない。
- カラーコントロールで鮮やかさ、美しさを表現する。
- 装飾の基本は5点セット。
- 装飾はやり過ぎ注意!主役はあくまでも商品です。
はい、このような内容が重要なポイントとなります。
あとは経験と他者の売場から学ぶ気持ちが技術の底上げとなります。
日々陳列技術のスキルアップを意識していれば誰でも必ず良い売場を作れるようになりますので頑張ってください!
終わり
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