自分の『時間の価値』算出したことありますか?【結論モヤっと注意報】
こんにちは、もんたろう改めゆずあきです!
今回は、我ながら面白そうなことを思いつきました。
あなたも考えたことありませんか?
「自分の時間の価値ってどうなんだろう、今の給料って割に合っているんだろうか。」
個人的にすんげぇ気になるので早速計算してみました!
ちなみにぼくはスーパーで働いています。
周りもぼくもいつも
「マジこんな給料でこんなにああだこうだ言われてやってらんねーよなー」
なんてグチっています。
さて、本当にぼくの仕事は割に合っていないのでしょうか。
まずは現在の基本給を単純に時間計算してみた
はい、まずは基本給から単純に時給を計算していきましょう。残業は加味しないで計算します。
現在基本給は約20万円です。
1か月22日出勤とすると、一日当たりの給料は
20万円÷22日=9090.9円
ほう、一日当たり9090円か。
ということは
残業無しだと一日の労働時間は8時間。これを時給換算したら
9090円÷8時間=1136円 なるほど。
ここまでは誰でも一度は計算してみたことがあるはず。それでは更に掘り下げていこうか。
部門として、月間の売上・利益をどれだけ生み出しているか
さて、ここからが本番です。
ぼくの部門のある月の売上は構成比が約15%、月間約2300万円前後。粗利は約310万円となっています。店舗売り上げは約1憶5千万円です。
ちなみに粗利率は約13.4%です。スーパーって他業種と比べて利益率低いですよね…。
まあそれは置いといて。
次に、自部門の総労働時間から人時売上高と人時生産性を算出してみましょう。
人時売上高と人時生産性を算出してみた
チームでの数字結果ですので、単純に一人当たりの数字になります。
総労働時間が約800時間だったので計算するとこうなります。
人時売上高=約29000円
人時生産性=約4000円
計算結果から、我がチームは一時間当たり29000円の売り上げと4000円の粗利を稼ぎ出していることになります。
「じゃあ一人当たりの時給は4000円でいいじゃん!」
とうことにはもちろんなりませんね。
ここから店舗運営経費を差し引かなければなりません。
では、次は店舗運営経費を見ていきます。
店舗運営経費と合わせてみたらどう出るか
店舗運営に関わる経費と一言で言っても様々な種類があります。
ざっくり記載しますと以下のようになります。
【店舗運営経費】
- 販売費…販売に関わる経費です。ポイントカードの経費などもここに分類されます。
- 人件費…主に給料などですね。各種手当や福利厚生にかかる費用もここです。
- 管理費…水道光熱費や通信費、備品費等など。店舗として維持するための費用です。
基本的には人件費が多くの割合を占める場合が多いです。
だから上は人件費を絞れ絞れと言ってくるわけですね。
ちなみに人件費は1500万円。
そして最終的に粗利からこれらの経費を差っ引いたものが経常利益となり、会社の純粋な利益になります。
これをコツコツ貯めて新店舗や新事業の原資にする、という流れになっています。
該当月の経常利益は…と。
▲450万円。
あら…赤字。(笑)
こんな月もあるわけです。
新店舗はまだ借金が残っているので、それが落ち着くまでは月によりけりな部分もありますが赤字になりやすい傾向があります。
そこを他店がフォローし、会社としてトータルの利益が黒字になっていきます。
順調な企業は。ですけどね(笑)
ちなみに該当月は、たまたま毎年赤字になる月でした。
選ぶ月間違ったな。リアルだしまあいいか(笑)
ここまでのまとめ
それでは整理していきましょう。
- 自分の単純な時給は1136円。
- 部門の売り上げは2300万円、粗利は310万円。
- チーム1人当たりの1時間当たり売上(人事売上高)は約29000円。
- チーム1人当たりの1時間当たりの粗利(人事生産性)は約4000円。
- 部門構成比は15%。
- 店舗人件費は1500万円。
- 店舗の経常利益は赤字。̠▲450万円。
- 店舗売上は1億5千万円、粗利は3000万円。
うん、人事売上はとりあえずいりませんでしたね。
頭痛くなってきた。
粗利の構成比は10%強というところです。
んで結局どうなの?
えーと…うん。
経常利益まで考えると全店舗トータルで考えなければいけなくなってくるので、簡単に数字結果だけで給料が割に合っているかを判断するのは難しいということがわかりました。
ちっ、時間の無駄だったか。
では、もっと単純に算出する方法を考えてみましょう。
お。
ここで人事生産性が生きるか?
次なる手は人事生産性からの算出。
はい、では人事生産性を元に考えてみましょう。
先ほど算出した通り、ぼくの時給は1136円です。
パートさんが2名(時給900円とする)いる状態であるとすれば
1時間当たりの3名の人件費は合計で2936円。
ぼくのチームの人事生産性(労働時間1時間当たりの粗利)は4000円なので
4000円ー2936円で、約1000円の純利益を生み出している。
月間だと30000円前後ということか。
うーん。ここから何が導き出される…?
難しい。
そうか、わかった。
結論
はい。ここまで頑張って考えて計算してみましたが
自力で会社における自分の貢献度や適正な時給を判断することは、小売店の場合不可能である。(ぼくの頭では)
ということがわかりました。
糸冬
というわけにはいきません!(笑)
たしかに厳密に算出することには失敗しましたが、他の方法を考えてみましょう!
ここまで来て何の結論も出ないまま終わるのは悔しい。
ということで
自分的に納得できるように考えてみたいと思います。
正しい考え方という見出しにはしてありますが、これが完全に正しいかどうかはわかりません。
「このような考え方をすれば納得できるんじゃないかなー」
という結論を考えてみました。
【結論】
部門の枠にとらわれて考えるからわからなくなるのでは。
そもそも店舗全体、更には企業全体が大きなひとつのチームである。
とう風に考えれば、どれほど自分のケツの穴が小さかったかと思います。
サラリーマンである以上、自分の価値を決めるのは自分ではなく、会社である。ということでしょう。
悲しい現実ですが。
「オレは絶対に自分で自分の価値を決めたいんだ!」
という方はフリーランスとして生きるという選択肢もあるのかと思います。
ですが、一見華やかに見えるフリーランスも実はかなり過酷な世界であるようです。
次回は、姉妹ブログ『シンパパゆずあきブログ』にて、ぼくも憧れる『フリーランスの世界のメリットとデメリット』のお話をしていきたいと思います。
悔しいけど調べてみたら、頭のいい方が解説してくれていました。
気になる方はどうぞ。
社員一人当たりの付加価値の計算方法|労働付加価値を計る経営指標
終わり
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