3月9日 カンブリア宮殿 『三宝』の金子行宏・博信親子の考え方になるほど!
どうも、おはこんにちばんは!
今日のカンブリア宮殿では、レストランチェーン店の『三宝』についての特集が組まれていましたね。
ぼくの住む地域には無いんですけれども、非常に興味の湧く内容でした。
『三宝とは』
新潟発祥のグループ会社で、ファミリーレストランやラーメン専門店を経営しています。ぼくも名前は聞いた事あったんですが、残念ながら近くに店舗はありません。
低迷している外食産業において、ここ数年連続で業績を伸ばしている絶好調の会社です。
初代社長で現会長の『金子行宏』氏と、ご子息であり現社長の『金子博信』氏が共通した意思のもと、魂を込めた経営を展開しています。
三宝の考え方
ファミレスというものへの考え方
ファミレスは、あくまでも『ファミリーで気軽に行けるレストラン』であり、メニュー内容が偏っていては万人に対応できません。そのため様々なメニューが用意されているわけです。
来てくれたお客さんが、満足して食べたい物を食べられるように考慮すると自然にメニューも豊富になってきたんですね。
それが基本ですが、業績ばかりにこだわっていると色々なもの見失い、結果として業績を悪化させるという、非常に説得力のある番組構成でした。
お客さんへの考え方
新潟県発祥のファミレスということで、客層が都会とは違い若者の溜まり場と言うよりは3世代家族が多い地域性です。
そのような客層に愛されるために打ち出したメニューが、現在のファミレスに通ずる和洋中織り交ぜた方なメニューという事ですね。
この様な現在のファミレスに通ずるメニュー構成の原型は、会長の金子行宏氏がはしりなんだそうです。
3世代と言う事は一般的に、おじいさん、おばあさん、お父さん、お母さん、子供2人って感じでしょうかね。
確かにこうしてみると、それぞれ食べるものは違う事がわかります。
お年寄りは脂っこいものを好みませんし、働き盛りはボリューム重視、子供はハンバーグなどが大好きですね。
それぞれに対応するために考え抜き厳選された結果が、182種類という現在の驚きのメニュー数に繋がっているというわけです。
特別な日に訪れる家族連れの来店パターンを想定して、選ぶのも楽しいメニュー表になっています。
そして、新潟はお米が美味しい地域だという理由もあるのか、外食にかける金額も全国ワースト6位と低く、外食に出かける機会が少ない地域となっています。
そうなると、わざわざ行きたくなるような、家では食べられない味が必要になってくる部分もあります。
地元のお客さんのリピート率を高めるためにこのような分析とこだわりが重要なポイントだったんですね。
創業してから3件目になった店では、その基本から外れた店舗コンセプトであったため、業績も振るわず、自分も納得できなかったため閉店したとのことです。
その後、ファミレスのの在り方の重要さに気付き、現在の成功に繋がっているわけですね。
やはりお客さんの方を向いた経営が何よりも強いということなんじゃないでしょうか。
『絶対に』潰れない会社を作る
効率・売上・利益度外視
放送内で何度もでてきていた言葉のひとつがこの、『効率・売上・利益度外視』。
業績だけに囚われず、逆に一歩後退する事で次の一歩が更に大きなものとなるということでしょうか。
お客さんがくつろぎやすい空間を作る。料理には必要な手間暇をかける。ここを効率によって省略化するようなことがあっては本末転倒って事です。
従業員をお客さん同様に大切にする
ぼくが一番驚いたのはこの部分です。
なんと、従業員の労働環境改善の為に黒字店舗2店舗を閉店したそうなんです!
普通じゃ考えられませんよね?そりゃ最近の流れだったら少しは可能性あるかもしれないですけど、普通はなかなかやれませんよ…。
どういうことかというと
この2つの店舗があまりにも繁盛し過ぎて人が足りなくなり、他店舗からヘルプを借りても回らない非常に過酷な状況だったんだそうです。
それに心を痛めて2店舗を潰して他の繁盛店に人員を振っていったんです。
業績よりも従業員の労働環境を最優先に考えたんですね。
その様な社風なので、当然従業員のモチベーションも高く、やる気と活気がみなぎっています。
その他にもパートナーの資格昇給や独立支援なども行っており、誰でも上を目指せるという非常に良い環境なんです。
うちの会社もここまで大事にしてくれたらなーなんておもっちゃいますよね(笑)
まとめ
現在外食産業も我々スーパーマーケット業界と同じく、売上だけでなく人手不足も非常に深刻な問題となっています。
業界の成長の背景には、低賃金過重労働という酷い環境があり、深刻な人手不足が問題となっています。
なんかスーパーマーケット業界と似てませんか?(笑)
その一方、逆の発想で従業員を大切にしながら業績を伸ばしている『三宝』のような会社もあるわけです。
経営者が汚い考えを捨て、『お客さんのために』、『従業員のために』という考えを持って向き合えば、自ずと素晴らしい結果が見えてくるのではないでしょうか。
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