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【3分でわかる】ストレスフリーな発注の考え方とコツ!!

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どうも、おはこんにちばんは!もんたろうです。

ぼくも未だに悩むことはありますが、あなたにとっても発注とはストレスのたまる業務の一つだと思います。

ですが、ある考え方とコツさえ身に付いてしまえば、そのストレスをかなり軽くすることができます。

今回は、あなたを深く悩ませる発注について、考え方やコツを伝授していきたいと思います。

発注の考え方、コツ

まずは発注の考え方です。

ただやみくもに発注しても上手な発注ができるはずもありません。

発注の考え方にはコツがあります。

欠品ゼロ、ロス削減

まずはこの2点の内どちらが優先なのか上司に確認しましょう。

「いやいや、両方だよ!」

という上司ももちろんいますので、それはとりあえず置いといて、考え方から身に付けていただきたいと思います。

何を優先して発注するべきか

店舗や部門によって、何を優先するべきかはそれぞれかと思います。

  • 欠品をゼロにすることが優先なのか
  • ロスを減らすことが優先なのか
  • 両方ともゆずれないのか

では、更に掘り下げていきましょう。

欠品をゼロにする

欠品をゼロにすることを優先するのならば、とにかく詰め込みましょう。

あれこれ考えずに薄い商品は発注する。

これだけで欠品は限りなくゼロに近づきます。

欠品が発生する多くの原因は

「まだ大丈夫だろう」

と思って発注しなかったら思ったより売れた。という結果になることです。

ならば

「念のため発注しておこう」

の方が明らかに欠品が減ります。

発注時間も最短で済みます。

ロスを削減する

こちらは前者よりも手間のかかる方針です。

前者はデータをほとんど見る必要が無いのに対して、こちらはデータにある程度基づいた発注をしなければいけないからです。

ただ、考え方としては単純です。

前週の曜日別、または前年のの売れ数を確認し、そのデータに基づいて発注していく方法です。

もちろん実践では第何週か、天候はどうか、昨年と比較して商圏の状況がどう変化したか、など様々な要因を考慮する必要がありますが、ここではあくまでも考え方の基本を解説していきますので、まずはいったん置いておきましょう。

具体的には、直近の販売数を常に維持する様に発注していく、というやり方です。

意外と単純ですね。

日によって売れる数は当然違います。

なので、直近で一番売れた日の数量を確保しておけば欠品もある程度防止できて、更には次回の発注で調整すればロスも防止できます。

常に最小の在庫数を意識して発注すればロス自体はだいぶ削減できることになります。

ここで問題になるのはチャンスロス(機会損失)という考え方です。

チャンスロスに関しては別の項で解説していきます。

前年の販売数を優先する

前年との比較については、考え方は簡単です。

予算というのは、前年の数字に対して組まれるのが基本です。

ということは

前年に販売した数量を確保さえしていれば、想定よりも集客が弱く在庫過多になったとしても、発注がまずかったせいで予算を落とす、という事は理論上無くなる、という考え方です。

これって気持ち的にとても楽じゃありませんか?

前年のデータって偉大ですね。

更に先ほどお話しした各要因をプラスして考える事ができるようになれば、発注精度はさらに上がるでしょう。

これら全てを総合的に判断して発注する

ここまでが発注の方法についての考え方です。

では、結果としてどうすればいいのか。

それは、先ほどの考え方を複合的に考慮して発注を行っていきます。

簡単に言うと、メリハリのある発注をしていきましょう、という事です。

商品の中には

『絶対に欠品してはいけない商品』『無くてもしのげる商品』が存在します。

例えば前者は所謂『白物』と言われる商品群の事です。

【白物商品】

  • 砂糖
  • 牛乳
  • 豆腐
  • お米

これらが一般的に『白物商品』と呼ばれる商品です。(他になんかあったっけ?)

白物商品とは見てわかる通り、毎日の食卓に並ぶ頻度の高い商品です。

ま、納豆は茶色いけど毎日食う人は食うよね。

特にこれらの商品は全体に欠品してはならないと言われています。

また、その他にも各カテゴリーごとに売れ筋商品ってありますよね。

そいつらも欠品したらまずい商品ということになります。

例えば

  • 食油…日清キャノーラ油1000g
  • しょうゆ…キッコーマンしぼりたて生しょうゆ
  • みそ…各地域ごとの地場ブランド(例えば東北はかねさ)
  • カップ麺…ペヤング(北海道はやきそば弁当)

などなど

地域差はあれど、各カテゴリーにこのような商品は必ず存在します。

マニアックな商品は実際問題、欠品してもそれほど支障はありません。ただし、欠品は悪である、ということは忘れないでください。

たとえ少数派だとしても、マニアックな商品を好むお客様もいるという事を忘れないように注意しましょう。

このような考え方で発注と向き合うことで、かなりのストレスを軽減できるでしょう。

チャンスロス(機会損失)の考え方

【『チャンスロス』とは】

本来欠品していなければまだ売れたはずなのに、そこに無かったばっかりに売り上げを取りこぼしてしまう、という考え方です。

チャンスロスは、ある程度予測できたはずなのに、見逃しなどのミスが原因で起きてしまった欠品のことを指します。

想定外のまとめ買いによって欠品した場合はチャンスロスとは言いませんので、混同しないようにしてください。

こんな事が起きるなんて神様でもない限り誰にも予測できません。

よくあるパターンが

「あ、この商品はこの前一気に売れて欠品してしまったから発注数を増やさなきゃ!」

と、焦って発注した結果、予想していたまとめ買いが発生せず過剰在庫になってしまった。という例です。

突然のまとめ買いは事故です。

このパターンの様に発注数を増やしていくと、どんどんドツボにはまり、あっという間に在庫であふれかえることになってしまいます。

特定のお客様によるまとめ買いに関しては考慮する必要がありますが、いつ起こるかもわからないまとめ買いの為に過剰に発注することは望ましくありません。

どんどん正確な発注から遠ざかってしまうので注意しましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

このような考え方で発注と向き合っていけば、やみくもに発注するよりも遥かにストレスフリーで正確な発注が行えるようになってくると思います。

日々仕事に追われる毎日で余裕が無いかもしれませんが、一度立ち止まり、今まで自分がどのような根拠を持って発注していたか考えてみてください。

根拠のある発注をしていれば、上司に突っ込まれたときに理論的に反論できますし、言われっぱなしのストレスからも解放されるはずです。

我々の仕事は全てが発注から始まります。

非常に重要な業務ですので、根拠に基づく自信を持ち、前向きに取り組んでみてください!

頑張りましょう!!

 

以上

 

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