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破天荒ヒストリー、高杉晋作に学ぶカリスマ学!

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どうも、おはこんにちばんは!もんたろうです。

今回は記念すべき50記事目になります。

長かった!長かったけど、記事少ない!しょぼい!

この事に関しては、後日記事にしたいと思います。今日はまず、こちらの方について語りたい。

長州藩の破天荒ボーイ、高杉晋作

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4月18日のNHK番組『先人たちの底力』で紹介された偉人さんです。

なんでもすぐ詳しく知りたくなるぼくは、早速高杉晋作氏について調べてみたのです。

【▼目次】

 

高杉晋作とは何者か

学生の頃歴史が大好きで、常に好成績をキープしていたぼくですが、江戸幕府以降パタリと勉強をしなくなり、新撰組やらなんやらの件はいまいちよく覚えていない。

いい機会だと調べてみたところ、どうやらとても才能にあふれる異端児として有名な人物のようです。

その姿、まさに江戸時代のファンタジスタ!

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長州藩の藩士

江戸時代後期の長州藩藩士です。若くして中心的な人物となり、様々な場面で活躍しました。

ちなみに、長州藩は今でいう山口県にあたる場所です。他にこの頃で有名な薩摩藩は鹿児島県、土佐藩は高知県にあたります。

それぞれ西郷隆盛や坂本龍馬で有名な藩ですね。

 

人物像

破天荒で、行動力・決断力などがハンパ無く、とてもアグレッシブな人物だったのです。

情熱で押し切って中国の上海への留学も行っており、当時欧米の植民地となりつつあった現実を目の当たりにし、後に欧米と交渉する際にもその経験が役立ったと言われています。

とにかくキレ者で、つまらない事が大嫌い!

独創的で魅力いっぱいの、とんでもない戦闘力をとくとご覧あれ!!

 

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高杉晋作の破天荒ヒストリー 

軍艦を勝手に購入。「長州藩にツケといて」

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今後のためにと、藩に相談無しで勝手に軍艦を購入!しかも、自分は無一文。当然支払えるわけも無く

「あ、支払いは長州藩でツケといて。大丈夫、大丈夫!だぁーいじょぶだって!ね☆」

これで支払う藩もすごいですが、よっぽど藩士として信用があったんでしょうね。うちの会社だったら一撃で説教部屋行き&反省文確定ですね。

しかしこの軍艦、後にvs幕府軍で活躍し、その後も定期貨客船として有効利用されましたので結果オーライです。

 

あのクレイジーボーイ、吉田松陰を師と仰ぐ

授業で習ったかもしれませんが、有名な『松下村塾』を開いた先生です。

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しかし、あまり知られていないですがなかなかクレイジーな人物だったようです。

そんな吉田松陰を師と仰ぐくらいなので、高杉晋作の破天荒にも納得がいきます。

旅行に行きたくても行けず、脱藩

東北の海防調査に行こうと計画したが、通行手形が計画日までに取れるかどうか微妙だったため脱藩。

当時、脱藩罪と言えば死罪もあり得る重大な罪でした。それにも関らず、旅行の為に命がけで脱藩するとはなかなかのクレイジーぶり…。

ペリーの黒船に勝手に乗っちゃった

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あの有名な『黒船来航事件』が起きた時、海外の視察がどうしてもしたくて、なんと、ひっそりと小舟でペリーの黒船に近付き、勝手に乗りこんでしまいました。

当然遭えなくつまみだされたのですが、ペリーは後に果敢にも勝手に船に乗り込んだ彼を称賛しています。

結局投獄されたんですが、本人は「いや、こうなるのはわかってたよ?でもオレはさ、日本の今後のために海外の勉強したかっただけなんだよ。」と反省する様子は無し。

いや、普通恐くてできませんって。

などなど、他にも色々な破天荒ぶりを発揮し、その行動は高杉晋作へと伝染していったのでした。

 

勝手に坊主になっちゃったけど、呼ばれて飛び出てなんとやら

イケイケな晋作先生は、外国船をぶっとばす事を進言しましたが、受け入れてもらえません。

「まあまあ、まだ早いって。もっちょい落ち着いて行こ?ね?あ、そうだ!少し休みなよ、疲れてピリピリしてるんだよ。ね?」

と言われた晋作先生は

「マジ?う~ん…オッケー!じゃあ、10年くらい休ませてよ!オレ坊主になるね!じゃ!」

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まさかのお坊さんへ転職。

しかし、その後、長州藩は結局黒船に攻撃を開始します。

ところがどすこい

返り討ち乙☆

ペリー様にコテンパンにやられて逆に占領されてしまいました。

そこで、勝手な藩はあの男を再び召喚するのです。

晋作さん、出番です。

イケメンな晋作先生は再び藩に舞い戻り、早速作戦を練ります。

「ねえねえ、オレらだけじゃ数足りないからさ、兵士一般応募しちゃわない?もうさ、身分なんてどうでもいいじゃん。ね?」

「封建社会クソくらえ」それが奇兵隊。身分関係無くやる気のある者を兵として加え、戦力を伸ばしました。

 

脱藩し過ぎ

脱糞じゃないですよ。脱藩。重罪にも関わらずこの男、5回ほど脱藩しております。

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それでも死罪にならない晋作先生、さすがです。

 

古事記攻撃で異人さん撃退

そして調子こいてやり過ぎた長州藩にキツイお仕置きが。

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日本全国の他、アメリカはじめ4カ国をいつの間にか敵に回してしまい、まさに八方ふさがり。どう考えても勝ち目はありません。

ちなみにこの時、あの男はまたもや脱藩の罪で牢獄でお昼寝中。そんなに嫌ならなんで呼ばれてのこのこ戻ってくるのか…。

それでも頼られると断れない男、高杉晋作先生。

またもや召喚されて不死鳥のごとく舞い戻るのでした。

その時すでにお偉いさんはほぼ壊滅状態。

もはや藩の命運は破天荒なクレイジーボーイの手腕に任せる他無い状況となっていました。

異人さんたちを相手に、晋作先生は奇策を敢行したのでした。

古事記でメダパニ作戦☆

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古事記では英語に翻訳不可能な言葉が多数使われており、当時通訳として同席していた舎弟の伊藤俊輔も困惑してしまう程でした。

それを延々と読み続け翻訳もクソも無い状況に持ち込み、相手がうなされるまで繰り返したと言います。

ワケのわからない呪文を唱えられ続けた異人さん達はついに限界に達し、交渉はうやむやのまま終わりました。

それによって交渉も何も何がなんだかわからない内に領土は守られたのでした。

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舎弟、伊藤俊輔の正体

そして交渉の席で通訳として活躍した伊藤俊輔ですが、彼は幼いころから高杉晋作の弟分として長きに渡ってパシられ振り回されてきました。

明治期に入ってからは政治の世界へと身を投じ、頭角を現わすようになりました。

そしてどんどんと政治の世界で上り詰め、ついには『初代内閣総理大臣』へ。

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そう、この男こそあの

伊藤博文大先生

だったのです。

後に彼はボス、高杉晋作への称賛の言葉を残しております。振り回されながらもやはり尊敬していたからこそずっと付いて行ったんですね。

なんだか感動です。

 

そして倒幕へ

落ち着き始めていた長州藩ですが、幕府を支持する勢力が拡大し、居心地の悪くなった晋作先生はまたもや脱藩してしまいます。

いや、もうしつこい。マジで脱藩し過ぎ。

しかし、納得いかずまた戻る。

なんなんだこの人(笑)

倒幕を呼び掛けるが、集まったのはたったの80人。

今度こそさすがの晋作先生も手詰まりかと思われたが、なんと逆転!幕府支持派の首魁・椋梨藤太らをぶっ倒し、長州藩をまとめあげ、まさかの倒幕に成功!!

 

しかし、その間に肺結核に侵され、戦い続けて疲れ切った晋作先生は回復する事なく27歳の若さで破天荒人生の幕を下ろしました。

 

 

ガツンと響く『辞世の句』

数々の歴史上の人物が残している『辞世の句』。

高杉晋作先生もしっかりと彼らしい句を残していました。

【おもしろき こともなき世を おもしろく】

 辞世の句も破天荒さ満点なものとなっております。

感動した。

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おまけ

高杉晋作の妻

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こちらが晋作先生の妻、井上雅さんです。

評判のぺっぴんさんで、晋作先生はくじ引きで選ばれたラッキーボーイだという話もあります。

しかし、ほとんど一緒に過ごす事ができずさみしい思いをしていたようです。

それでも夫の死後は再婚せずに愛を貫いたという、とても素敵な女性です。

20歳の時に夫に先立たれながらも77歳まで生き続けその生涯を閉じました。

 

NHK大河ドラマ『龍馬伝』での高杉晋作

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人気イケメン俳優の伊勢谷友介さんが演じてましたが、本人も共感して役に入り込んでおりとてもハマり役。

作中では、破天荒さよりも芯の太さ、身分の隔たりが無い世の中を目指す生き様が素敵に描かれていました。

いや、マジかっこいいです。

 

晋作先生名言集

  • 人間、窮地におちいるのはよい。意外な方角に活路が見出せるからだ。しかし、死地におちいれば、それでおしまいだ。だから、おれは困ったの一言は吐かない。
  • 真の楽しみは苦しみの中にこそある。
  • 国のために家が潰れても、家などは軽いものである。世間が僕を狂っているといっても構わない。
  • 戦いは一日早ければ一日の利益がある。まず飛びだすことだ。思案はそれからでいい。
  • 後れても 後れてもまた 後れても 誓ひしことを 豈忘れめや
  • 「朝に人としての道を悟ることができれば、その晩に死んでも悔いはない」という事こそが人の道である。人としての努力をすることもなく、ただ死に向かうのは人の道ではない。
  • 少年の頃、読んだ本に「学問を成すなら世間から利口と思われる人になるな。世間から愚者と思われる人になれ。」とあったので世間から愚者と思われる人になろうと僕は願った。
  • 過ちを改めれば、それは過ちではないのだ。
  • 天地も人も皆気のみである。気を養えば、人間あとは行動に移すのみだ。
  • 生きるか死ぬかは時機に任せよう。世の人が何と言おうと、そんなことは問題ではないのだ。
  • 苦しいという言葉だけはどんなことがあっても言わないでおこうじゃないか。
  • 先が短いなら短いなりに僕は面白う生きたい。派手な打ち上げ花火を打ち上げて、消えていく… それが高杉晋作の生き方ですき。
  • 同志と共に国を作ろうとしている。曲がった国が真っ直ぐになるのはいつか分からない。その苦労は死んでからじっくりと味わおう。
  • 直言実行、傍若無人、死を恐れない気迫があるからこそ、国のために深謀深慮の忠も尽くせるのだ。
  • 友人の信頼の度合いは人の死や緊急事態、困難の状況の時に分かる。
  • 死後に墓前にて芸妓御集め三弦など御鳴らし御祭りくだされ

高杉晋作の人間性や生き様が感じられる言葉ですね。現代の人生にも通じる大切な言葉をたくさん残してくれています。

こちらの記事を参考にさせていただきました。)

まとめ

ぼくのブログ史上最長の記事となりました。それだけ興味を引かれ、いろいろ知りたいと思わせる人物です。

記事を書き終えて、読み直してみると彼の人間性や生き様に非常に感銘を受けました。

憧れてもなかなか近付けない存在ですね。それ故に魅力的と感じるのでしょうが。

今も昔も筋の通った破天荒は憧れの対象であり、時代を動かす力を持っているのでしょうね。

今更かっこよくなんかなれない人生に若干テンション下がりますが、かっこよくなくても人の役に立つ人間になりたいと思うもんたろうでした。

 

 

なんか最後にしんみり閉めるとなんか気持ち悪い!!

 

喰らえ!破天荒!

 

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www.montan-27.com

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